来春のセンバツ行進曲を予想してみる

更新日:2013年12月11日

行進曲の歴史をちょっと振り返る

今回は、センバツ入場行進曲の歴史を振り返りながら、来春の入場行進曲を占いたいと思います。
本当はディープに振り返る予定が、チラッと振り返るぐらいになってしまいました。
もし私がピッチャーだったら三盗される程度の甘い振り返り方です。

センバツの入場行進曲は、これまでどのような曲が使われてきたのでしょう。
一覧はこちらにありますから、リンク先にとんで、目に焼き付けてください。

選抜高校野球大会 歴代行進曲(スポニチ アネックス)

このように、数々の曲が行進曲に使われてきたわけですが、みなさんは、センバツの行進曲と聞いて、パッと思い浮かぶのはどの曲でしょうか。
僕は世代的に、88年の「夢冒険」とかですね。
主題歌で使われていた『アニメ三銃士』も懐かしいですね。
ん、振り返っちゃいけないところですか、ここは……。

応援でも輝く行進曲

「夢冒険」の翌年は「パラダイス銀河」だったのですが、この曲は現在では応援の定番ソングでもありますね。

【「パラダイス銀河」大阪桐蔭バージョン】

応援で使われているものは他にもあり、「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」とか、「おどるポンポコリン」あたりも聞く機会があります。最近のものだと「キセキ」とか「Everyday、カチューシャ」もフィーチャーされているのではないでしょうか。ちょっと古いものでは「季節の中で」は応援演説で使われているようですね。

キャッチーな曲、テンポのいい曲は、こうして残っていくようですね。
一方で、行進曲に使われたのに、歌詞はおろか、メロディすら思い浮かばない曲もあるんですよね……。
まあ、これは誰でも知ってる流行歌が生まれにくいことだとか、好みとかの問題なので、仕方ないのかもしれませんが。

来春の行進曲を予想

では、次のセンバツでは、行進曲としてどの曲が使われるのかを、ここからは予想したいと思います。
予想するために、過去の傾向を探ってみましょう。
昨年は東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」でしたが、1962年の「上を向いて歩こう」以降、基本的には前年の流行歌が使われてきました。

60年代〜80年代まではソロ歌手の曲が優勢でしたが、90年代以降はグループの曲が優勢になり、21世紀に入ってからは、ソロ歌手で選ばれたのは2003年の平井堅、2010年のsuperflyのみとなっています。

また、同じアーティストの歌が使われることもたびたびあり、坂本九が2年連続を含む4回、岩崎宏美、サザンオールスターズとSMAPがそれぞれ2回採用されています。

同一の曲ということで見ると、戦後、複数回使用されたのは、三波春夫を中心とした「世界の国からこんにちは」のみ。67年と70年に使用されています。

また、62年以降はインスト曲は1度も採用されていません。

こうしたことを踏まえて、私なりに予測しました。

本命「あまちゃん オープニングテーマ」
大友良英&あまちゃんスペシャルビッグバンド(初)

全然ふまえてね〜! という方もいるでしょうし、この予想には願望も多く含んでいるのですが……。
今夏の甲子園ですでに応援ソングとして使われてますし、行進しやすそうですし。
どうせなら、開会式では大友良英率いるあまちゃんスペシャルビックバンドもまた加わって演奏してほしいですね(先日終わったツアーがラストステージだったようではありますが)。
私は、前述した流行歌が採用されるようになった62年以降、インスト曲が選ばれていないというのは向かい風ではなく、追い風になると思っています。
それに、学校紹介のVTRで使われるちょっとしっとりしたバージョンも、ほら、思い浮かぶでしょう。
なによりも、多くの人が知っているという状況も大きいですね。

対抗「いつでも夢を」橋幸夫・吉永小百合(51年ぶり2回目)

また『あまちゃん』絡みかよ! と思われるかもしれませんが、いわゆる21世紀枠的な曲です。
過去に使われた曲が再び選ばれるのは、前例があるパターンですが、「世界の国からこんにちわ」が短いスパンで使われたのに対し、こちらは採用されれば、1963年以来、なんと51年ぶりとなります。

この1963年の第35回大会は、優勝は下関商業でした。
北海高校が北海道勢初の決勝進出を果たしたという大会。
半世紀以上前ですから「懐かしいですね〜」と言いたくても言えないですね。
また、北海道と言えば、『あまちゃん』でこの曲を橋幸夫とデュエットした夏ばっぱが、若かりし頃、弁護士として純と蛍を東京へ連れ戻しに来たシーンなんか懐かしいですね。
文がめちゃくちゃになってますが、この大会では、PL学園が2年連続2度目の出場を果たしています。
こんなに昔から出てたんですね〜。
PLと言えば、「いつでも夢を」がセンバツ行進曲に採用された場合、吉永小百合には橋幸夫だけでなく、彼女が大ファンだった清原と一緒に甲子園に足を運んでほしいですね。
そして、スタンドのお客さんから自然発生する「とんぼ」。
ちなみに、長渕剛の曲は一度も行進曲に使われておりません。
「乾杯」は『北の国から』で使われたのに……。

大穴「潮騒のメモリー」天野春子(初)

結局、全部『あまちゃん』かよ! というみなさん、すみません!(あ、『あまちゃん』ファンは、こちらの記事[今夏の甲子園で使われたあまちゃんテーマ応援曲まとめ]も要チェックです)

さて、「潮騒のメモリー」ですが、この曲は「あまちゃん オープニングテーマ」とともにレコ大の作曲賞受賞が決まっています。
歌詞に「17歳」が登場するので、高校野球にもピッタリではないでしょうか。
天野春子こと小泉今日子の曲は意外にもこれまで行進曲に使われていませんが、今回、大穴にはしているものの、十分可能性はあると思います。
また、この曲は、『あまちゃん』内では86年に同名映画の主題歌&鈴鹿ひろ美のデビュー曲として発売されていることになっています。
薬師丸ひろ子演じる鈴鹿ひろ美の影武者としてこの曲をレコーディングしたのが、天野春子(キョンキョン)だったわけですね。
そして、鈴鹿の3rdシングル(これも影武者・天野春子)のB面曲「私を湖畔に連れてって」は翌春のセンバツ行進曲に使われたことになっています。
つまり、「潮騒のメモリー」が行進曲になると、劇中とリアルの世界、鈴鹿ひろ美(影武者/天野春子)は、2回目の採用となるわけですね。
2回のセンバツ行進曲採用は、女性では岩崎宏美に続いて2人目ですね。

最後に

なんだか、書いていてわけがわからなくなりました。
きっと読んでる方なんて、もっとわけがわからないでしょう。
ここまで読まれてるかどうかも微妙ですね。
とにかく、この3曲どれかだと私は思いますね。
どれかであってほしい……。
予想というよりは願望ですね……。
能年玲奈は紅白を応援するPR大使になったそうですが、高校野球も応援してほしいですね。
ついでに草野球にも来てほしいですね。
いつもにまして、ひどい記事ですね。
最後になりましたが、ここまで読んでいただいた方に、あまちゃんを脅かす勢力の存在はきっちり予測していることをお伝えしておきましょう。
ズバリ、AKBとかきゃりーぱみゅぱみゅとか半沢直樹とか今でしょとかも有力だと思います。
まあ、これだけあげれば、当たるでしょう(←テキトーすぎ)。
(文中敬称略)

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