自分の高校野球、高校野球応援好きの原点を思い起こしてみる

更新日:2013年12月1日

※この記事は 野球応援 Advent Calendar 2013の一日目となります。

高校野球の話をしていると、たまに「高校野球のどこが好きなんですか?」という会話になることがあります。

あらためて自分がなぜ高校野球を好きなのか考えると、単にスポーツとしての野球も好きなのですが、一つの文化として確立された「高校野球」の世界観が全てひっくるめて好きという感覚が合っている気がします。

高校野球との出会い

自分が覚えている最も古い高校野球観戦の記憶は、幼いころ父親に連れられていった高校野球岩手県大会での様子です。

その前後関係ははっきりしませんが一つは盛岡第一、もう一つは福岡(岩手県立福岡高校です)の2校の応援風景が、脳裏には映像としてくっきり刻まれています。

詳しい方はご存知と思いますが、この両校はいずれも伝統的にバンカラ応援を守り続けている学校でもあります。

盛岡第一

初めて盛岡第一の応援席を見た時、幼心に「鬼がいる!」という強烈な印象を受けた記憶があります。いわゆる弊衣破帽の出で立ちで、長髪を振り乱しながら独特なリズムや踊りで球場内の空気を支配する、その圧倒的な存在感。その姿は恐ろしくもあり、異様に魅力的でもありました。

熱狂的なファンも多かったのでしょう、試合前から両校観客席からの盛んなヤジの飛ばし合いで場内が大いに湧いていました。野球の内容はほとんど覚えていませんが、その場内の盛り上がりにワクワクしてとても楽しかった記憶はあります。

その試合で受けた興奮は家に帰ってからもなかなかやまなかったようで、その日からしばらくの間、頭に刷り込まれた「おかわり」の応援を普段の生活をしながらずっと口ずさんでいたものです。

※この動画の3:50頃から「おかわり」の応援も見られます。

福岡

こちらも盛岡第一と同様なバンカラスタイルを備える学校で、その応援席の迫力は実に印象的でした。特に得点シーンを迎えると、応援する生徒たちがみんなで学生帽を投げ上げるというシーンが非常にカッコ良かったです。(ちなみに各自の学生帽には紐が括りつけられていて、投げた後に自分の元に戻せるようになっている仕組み。)

※学生帽を投げるシーンはありませんが、紐が括りつけられている様子は見えると思います。

高校野球応援への思い

初めての野球観戦がこういう体験から始まったせいかどうかは分かりませんが、自分の中で高校野球とは野球を見ることはもちろん、応援席の迫力、観客席の盛り上がり、球場全体の一体感など、一つの試合を作り上げる全ての要素を含めて楽しむ世界なのだという思いがあります。

テレビで見る高校野球も十分楽しいですが、球場で見る高校野球はまた別物とも言えるほどの面白さがあります。

高校野球を観戦したことが無い方は、甲子園でも地方球場でも構いません。ぜひ一度球場に足を運んでみてはいかがでしょうか。目の前にきっと新しい世界が広がることでしょう。

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