センバツ出場校のブランド力チェック

更新日:2014年2月27日

気がつけばセンバツ開幕まであと1ヶ月を切っていました。
そろそろブログも再開せねばということで、久々の執筆です。

昨年末に作ったブランド力指標(2013年夏の甲子園はなぜ面白かったのか、今頃になってブランド力の指標で振り返る)を今回のセンバツ出場校にあてはめてランキングを作ってみました。
出場校の戦力ではなく、これまでの積み重ねによるものですので、
「この県は強そう」とか「この高校は強そう」とか、
そういうイメージ的なものであることをご了承ください。

ちなみに、ポイント算出法は下記の通りとなっています。

ブランド力ポイント計算法

県ポイント
■直近の春夏甲子園計60大会(30年分=1984春以降)を対象にしたポイント
勝利=1ポイント、優勝+3ポイント、準優勝+1ポイント
※北海道、東京は夏の大会の勝利数のみ2で割る
○直近ボーナス(直近10年/20大会分のポイント)
優勝+7ポイント 準優勝+4ポイント
なお、21世紀枠での出場校は、
秋季大会で都道府県決勝進出=そのまま、ベスト4=半分、ベスト8=1/4としています。

高校ポイント  
■直近の甲子園春夏10大会(2004春以降)を対象にしたポイント
出場3P、勝利数×5P、優勝+20P、準優勝+10P、ベスト4+5
○直前ボーナス(2013夏と2013神宮が対象)
夏の場合 春優勝+100P 準優勝+50P ベスト4+25P
春の場合 夏優勝+50P 準V+25P ベスト4+12.5
     神宮 出場+7P 優勝+20P 準V+10P
○連続出場ボーナス
数季連続出場×5P 同一大会連続出場×5P(※Pが多い方を選択)

総合ポイント
県ポイントと高校ポイントの合計

では、ランキングを見ていきましょう。

ブランド力ポイントランキング 2014春編

1)横浜(関東/神奈川) 281P
県139P(3位)/高142P(2位)

2)履正社(近畿/大阪) 273P
県200P(1位)/高73P(9位)

3)沖縄尚学(九州/沖縄) 226P
県104P(4位)/高122P(4位)

4)駒大苫小牧(北海道) 211P
県64P(16位)/高147P(1位)

5)関東一(東京) 208.5P
県144.5P(2位)/高64P(11位)

6)智弁和歌山(近畿/和歌山) 203P
県77P(12位)/高126P(3位)

7)報徳学園(近畿/兵庫) 193P
県96P(8位)/高97P(8位)

8)明徳義塾(四国/高知) 192P
県78P(11位)/高119P(6位)

9)八戸学院光星(東北/青森) 174P
県54P(21位)/高120P(5位)

10)今治西(四国/愛媛) 169P
県103P(6位)/高66P(10位)

11)神村学園(九州/鹿児島) 140P
県77P(12位)/高63P(12位)

12)智弁学園(近畿/奈良) 127P
県79P(10位)/高48P(14位)

13)日本文理(北信越/新潟) 122P
県23P(32位)/高99P(7位)

14)龍谷大平安(近畿/京都) 117P
県64P(16位)/高53P(13位)

15)豊川(東海/愛知) 108P
県103P(6位)/高0P(23位)

16)福知山成美(近畿/京都) 106P
県64P(16位)/高42P(16位)

17)美里工(九州/沖縄) 104P
県104P(4位)/高0P(23位)

18)広島新庄(広島/中国) 84P
県84P(9位)/高0P(23位)

19)桐生第一(関東/群馬) 78P
県58P(20位)/高20P(17位)

20)海南(近畿/和歌山/21世紀枠) 77P
県77P(12位)/高0P(23位)

21)三重(東海/三重) 76P
県29P(30位)/高47P(15位)

22)東陵(東北/宮城) 68P
県68P(15位)/高0P(23位)

23)創成館(九州/長崎) 64P
県51P(23位)/高13P(19位)

24)池田(四国/徳島) 62P
県62P(19位)/高0P(23位)

25)岩国(中国/山口) 60P
県42P(26位)/高18P(18位)

26)山梨学院大付(関東/山梨) 59P
県53P(22位)/高6P(22位)

27)佐野日大(関東/栃木) 55P
県44P(24位)/高11P(20位)

28)白鴎大足利(関東/栃木) 54P
県44P(24位)/高10P(21位)

29)大島(九州/鹿児島/21世紀枠) 38.5P
県38.5P(27位)/高0P(23位)

30)小山台(東京/21世紀枠) 36.125P
県36.125P(28位)/高0P(23位)

31)鎮西(九州/熊本) 36P
県36P(29位)/高0P(23位)

32)東海大三(北信越/長野) 25P
県25P(31位)/高0P(23位)

ざっとこのような結果になりました。

ちなみに、昨夏は40位だった前橋育英が制しており、
今回も下位につけているチームが活躍しそうな気がします。
たとえば、関東勢。
同一県での夏春連覇を目指す桐生第一、アベック出場(アベックって言葉は、
もはやスポーツでしか使われないですね)の栃木勢に、元清峰の吉田監督率いる山梨学院大付。
いやあ、不気味です。

そして、北信越2校にも注目したいです。
日本文理は県ポイントでは31位とはいえ、高校ポイントでは7位。
総合13位につけています。
神宮大会のような戦いで、さらにランクを上げたいところですね。
また、昨夏は最下位だった富山第一がベスト8に進出していますので、
北信越決勝では日本文理に延長の末敗れている東海大三の戦いぶりも注目です。

このほかでは、池田は24位ですが、現在のところ、
注目度はダントツで、ブランド力は健在のようです。
「ブランド力ランキング」という名称は適切でないのかも……。
ここのところ、復活組といえば、21世紀枠で選ばれた遥か昔に全盛期を迎えていたチームでした。
それに比べて、池田は一般枠ですし、30代〜40代にとっては甲子園原体験として、
PL学園と並ぶインパクトを持つチームでもあります。
新鮮と言えば新鮮ですね。

なお、このランキングでは、監督の経験値はある程度反映されるものの、
吉田監督のようにチームを代わった場合は反映されておりません。
また、3年連続決勝進出時のポイントで上位につけている駒大苫小牧は、
佐々木監督となってから初出場。
沖縄尚学・比嘉監督のように、選手時代に続いて監督としても頂点に登り詰めるか注目ですね。

※一部出場校に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
すみません……。
※ポイントに計算ミスがあったため、修正しました。(3/27)

ブログ関連記事

最新ブログ

最近よく見られている動画

新着動画

Facebookページ

OUENショップ