センバツ開幕！全出場校Webサイト戦力分析を勝手にやってみた

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春はセンバツから！

さあ、いよいよ今年もセンバツが開幕しますね。毎年センバツが始まると高校野球の一年が始まるなあという感じがします。

さて突然ですが、ふと思い立って全32代表校のWebサイトを勝手に戦力分析してみました。

分析は下記のような基準を勝手に設けて調査したものです。

• 投手力：Googleページランク
• 攻撃力：Googleのサイトインデックス数
• 守備力：ドメインを取得してからの経過年月
• 走力：GoogleのPageSpeed Insightsの測定値
• 人気：Facebookでのいいね数

※分析結果は2016年2月時点でのサイトを対象にしています。

ポイントの良し悪しは出てますが、あまり深いことは考えず半分流しながら見てもらえればと思います・・・。

出場校別評価

札幌第一

http://www.kibou.ac.jp/daiichi/

平均的な戦力を誇る中、ドメイン取得から16年11ヶ月という守備力が光る。
Webサイトはオーソドックスな作りながら、メニュー等の各パーツが整然とレイアウトされていて視認性が良く、誰が見ても見やすいのではないかという印象。
TOPページの「祝 センバツ甲子園初出場！」とどデカく配置したビジュアルには、嬉しさと意気込みとが大いに感じられて好感。

青森山田

http://www.aomoriyamada-hs.jp/

ドメイン取得から3年ちょっとという意外な守備力の低さも、ハイレベルな攻撃力・人気の高さで十分カバー。
施設設備ページで見られるまるでホテルのような寮は必見。
全国的にも有名所が立ち並ぶ運動部の面々の中、ゲートボール部の存在に何とも癒やされる。

八戸学院光星

http://kh.hachinohe-u.ac.jp/

合計点で比較すると青森山田の16点に対して八戸学院光星が15点と、ライバル関係はWebサイト上でも健在な模様。
ドメイン取得から18年以上という出場校中No1を誇る鉄壁の守備力に注目したい。
勝手に想像している厳しい校風イメージと違って、色使い・アイコンの雰囲気や「高校生の一日」のようなコンテンツなど、全体的にかわいらしいWebサイトに仕上がっている。

木更津総合

http://www.kimigaku.ed.jp/sohgoh/

攻守が高いレベルで整い、これまで蓄積してきた実績を感じさせるWebサイト。
学校創立者の息子さんと思しき校長先生がやたら若い！

常総学院

https://www.joso.ac.jp/

意外とポイントは伸びていないが、洗練された見た目、更新情報にWordPressを使った保守性、トレンドを抑えた https 対応など、とてもバランスの良いWebサイトといった印象。
何でも完全給食制が取られているのだそうで、更新情報に献立情報が掲載されているのが実に微笑ましい。

桐生第一

http://www.kiriichi.ac.jp/

走力、人気の低さが響き、ポイントとしては全体でも下から3番目タイの総合点に甘んじた。
しかしながら「映画「セーラー服と機関銃-卒業-」3月5日公開のロケ地に本校がなりました！」、BEAMSと提携した新制服のプロモーションムービー、「先輩プロの声」など、コンテンツの面白さは目を引くものがあり、戦前評価に関わらず中身のある野球を見せる実力派のイメージそのもののWebサイトに仕上がっている。

東海大甲府

http://www.kofu.tokai.ed.jp/

評価にバラつきはあるが全体的な能力は高い。配色や写真の使い方がポップで、入学希望者へのPRには効果がありそうなWebサイト。
「野球部フォトギャラリー」の写真がとてもきれい。
東海大学相模や東海大四辺りのサイトを見ている限り、東海大系列校はユニフォーム同様に各校のWebサイトに必ずしも統一感を出していない。

花咲徳栄

http://www.hanasakitokuharu-h.info/

各ポイントが平均的にまとまっているように、バランス良く仕上がったWebサイト。
当サイト的には、音源付きで校歌・応援歌の紹介ページがあるのは嬉しいところ。
TSシステム（Tokuharu Support System）なる在校生サイトがどういう使われ方しているのかが気になる。

関東一

https://www.kanto-ichiko.ac.jp/

守備力は5、投手力は1などポイントの高低がはっきり出た。
明るい色使いで華やかな見た目、TOPページのスライドに流れる遊びの効いた写真、レスポンシブ対応、Twitterに公式アカウントあり、と都会の学校らしいセンスと今っぽさを感じさせるサイト。

東邦

http://www.toho-h.ed.jp/

「春の東邦」の面目躍如とばかりに、合計18ポイントと東日本勢ではトップの数字を叩きだした。
コンテンツのボリューム感、ひと目お金がかかってそうだなあ感じられるサイトデザインにも強豪校の風格あり。

いなべ総合

http://www.inabe-h.ed.jp/

実はこのポイントを計測したときからサイトがリニューアルされた模様。甲子園出場に向けた意気込みが伝わってくる。
TOPページのメインビジュアル上下にグローバルメニューが配置されているのは珍しいが、ちょっと使いづらい。

敦賀気比

http://www.tsurugakehi.ed.jp/

今乗りに乗っている学校ではあるが、ポイントの方はこぢんまりとまとまった印象。
まるでデスクトップアプリのように画面内にNews、カレンダーなど盛り込んだTOPページが斬新。
制服ページの夏冬イメージが切り替わるギミックは注目。

福井工大福井

http://www.fukui-ut-fukui-h.ed.jp/

投手力、守備力が4ポイントとディフェンス力の高さに光るものがあるサイト。
福井の学校らしく（？）学校行事に永平寺座禅研修なるものがあるらしい。

大阪桐蔭

http://www.osakatoin.ed.jp/

王者のサイトにふさわしく投手力は最高の5ポイント。余白をしっかり取って余裕を感じさせるレイアウトが印象的。
硬式野球部ページの卒業生紹介に並ぶそうそうたる面々は圧巻。

滋賀学園

http://www.shigagakuen.ed.jp/

平均点でバランスよくまとまったサイト。
学校の公式マスコット「しがっぷる」が滋賀学園情報をお知らせする「しがっぷるの部屋」というコンテンツが個性的。

龍谷大平安

http://www.heian.ed.jp/

投手力、攻撃力が最高の5ポイントと名門らしい充実の戦力を誇る。
仏教系学校で飾らない校風イメージがあるが、制服はコムサデモードで“HEIAN STYLE”をバッチリ決めているらしい。

明石商

http://www.akashi-ch.ed.jp/

公立校としては珍しい5ポイントという突出した攻撃力が目を引く。
ワタナベフラワーの案内による学校紹介動画があったりして、情報発信には力を入れている姿勢がうかがえる。

智弁学園

http://www.chiben.ac.jp/nara/Welcome_N.htm

投手力、攻撃力、走力と高い能力を誇るのはさすが甲子園常連校。
ちなみに同じテイストで合わせているのかと系列校の智辯和歌山のサイトを開いてみたら、まったくWebに興味なしという雰囲気で笑えた。

市和歌山

http://www.ichiko-wakayama.ed.jp/

とても簡素なサイトだけあって走力5ポイントと抜群のスピード感を叩きだした。
サイトに不具合が見つかり最小限の運用中、とのお知らせがあったが以前はもっと色々なコンテンツがあったのだろうか。

創志学園

http://www.soshigakuen.ed.jp/

TOPページをひと目みて情報盛り沢山な印象を受けるが、実際に全チーム中5本の指に入る攻撃力を持つ。
「SO!」というオリジナルの情報誌も発行しているらしい。

南陽工

http://www.nanyo-t.ysn21.jp/

出場校中2番目のタイムを持つ走力の高さが目を引く。
蛍光グリーンと黄色を背景色に引いた目に眩いデザイン、やけに「New」が多く付いたリンク、残念ながら表示されない「Web Camera」など気になる箇所が多くてある意味楽しい。

開星

http://www.kaisei.matsue.shimane.jp/

インデックス数53,200と他校の追随を許さない圧倒的攻撃力が凄まじいサイト。
サイトを眺めているとあちこちで出てくる「ドリカムプラン」がこの学校の特徴な模様。

高松商

http://www.kagawa-edu.jp/takash01/home/

予想通りに昭和感がにじむデザインのサイトで古豪健在を実感。
関係者やファンが喜びそうな「高商レトロ館」がいい。

明徳義塾

http://www.meitoku-gijuku.ed.jp/

投・攻・守に高い戦力を誇り、さすが甲子園常連校というレベルの高さを感じさせるWebサイト。ポイントは出場校中トップタイの合計19。
多言語対応（英語、韓国語、タイ語、中国語、インドネシア語）の充実ぶりには、留学生受け入れに積極的な明徳技術の特徴が良く出ている。

土佐

http://www.tosa.ed.jp/

同県の明徳義塾に負けじとこちらも合計19ポイントとトップの数値を叩きだした。
同窓会のリンクが多数存在するところには愛校心が感じられる。オリジナルコンテンツ「運動会のやぐら」は必見。

秀岳館

http://www.syugakukan.com/

気鋭のイメージの割にはメインビジュアルのFlash、レイアウトの横幅などちょっと一昔前感を感じてしまうサイト。
新設された野球部応援特設サイトからはこのセンバツに向けての意気込みが伝わってくる。

海星

http://www.kaisei-ngs.ed.jp/

初見でその充実ぶりが伝わってくるようなボリューム感あふれるサイト。
情報量の多さに反して、ページを渡り歩くのにメニューの使い勝手があまりよろしくないのでぜひ改善を検討して頂きたいところ。

鹿児島実

http://kajitsu.ac.jp/

全体でもトップクラスの守備力はさすが。男くさいイメージがあったが、爽やかで明るい雰囲気のサイトデザイン。
れいめいや尚志館が兄弟校とは知らなかった。

日南学園

http://www.nichigaku-highschool.info/

強豪校ながら合計9ポイントと出場校中最も低い得点に留まってしまった。イメージ通りのエンジを貴重にしたデザインには安心感。
目立つバナーがあるのになぜかFacebookページは存在しなかった。

釜石

http://www2.iwate-ed.jp/kas-h/

公立校かくあるべしと言いたくなる昔ながらのホームページ。
校歌のページに応援歌MP3が用意されているのは嬉しいところ。ちらほらと話題のいらすとや素材が使われているのは微笑ましい。

小豆島

http://www.kagawa-edu.jp/syodoh01/

攻撃、守備、走力と高ポイントを備えており21世紀枠と侮ると痛い目に合う。
アルバムページの離任者見送り写真、「オリーブ料理フェスティバル」といった地域色が感じられるコンテンツに注目。

長田

http://www.hyogo-c.ed.jp/~nagata-hs/

見た目の素っ気なさとは裏腹に、合計19ポイントと出場校中トップタイの数字を挙げた。
手描きイラストによる部活動紹介や生徒会報がとても楽しい。

総合評価

総合評価は明徳義塾、土佐、長田の3校が19ポイントでトップ。東邦、小豆島が18ポイントでそれに続きます。21世紀枠選出校の検討が光りますね。

果たしてこの戦力分析がセンバツの結果と何か関係があるのかどうか！？（あるわけないけど）、ぜひ頭の片隅に留めながらセンバツをお楽しみ頂ければと思います！