夏の甲子園4強決定! 応援していたチームの思いを背負うのは?

更新日:2014年8月23日

夏の甲子園もついに4強が出揃いました。
本日は休養日。う〜ん、うずうずしますね。

ここで、4強に残った各チームのセンバーメトリクスの数値を見てみましょう。
センバーメトリクスとは、ひとことで言えば、
すべての敗者が勝者に千羽鶴を渡していった場合、どれだけの数になるかというものです。

三重(三重) 87万4,000羽=874チーム分
日本文理(新潟) 105万8,000羽=1,058チーム分
大阪桐蔭(大阪) 97万1,000羽=971チーム分
敦賀気比(福井) 101万4,000羽=1,014チーム分

ちなみに昨年はこんな感じでした。

日大山形(山形) 84万9000羽=849チーム分
前橋育英(群馬) 135万8000羽=1,358チーム分
花巻東(岩手)  74万羽=740チーム分
延岡学園(宮崎) 101万羽=1,010チーム分

前橋育英が飛び抜けて多い理由は2つ。
まず、同校のみが1回戦からの登場だったこと。
そして、準々決勝で破った常総学院がダントツに多い数を持っていたことです。

詳しくはこちらをご覧ください。

昨年と比較すると、今年は4校すべてが1回戦からの登場だったこともあり、
大きな差はついていないように思えます。
ただ、予選参加が180チームと他の3校に比べて
図抜けて多い大阪桐蔭が、現在の所持数では4校中3番目になっています。
一方で、予選参加が30チームの敦賀気比が現在の所持数では2番目に。
これは甲子園に入ってからの獲得数に違いがあるということ。
そこで、各校のこれまでの戦績を見てみましょう。
トーナメント表を作っ場合に、4強それぞれのゾーンにどのチームが入っているかというものです。
ついでに、4強の傘下にある敗戦校の地区内訳も調べてみました。

※敗退校の横の数字は各予選の参加チーム数です。

三重

87万4,000羽=874チーム分
甲子園での獲得数=81万2,000万羽=812チーム分
三重予選参加数=62チーム

1回戦 広陵・93
2回戦 大垣日大・67(藤代・100)
3回戦 城北・65(東海大望洋・170)
準々決勝 沖縄尚学・61(作新学院・62、二松学舎大付・137[海星・57])

地区内訳/全9校中
九州3、四国0、中国1、近畿0、北信越0、東海1、関東・東京4、東北0、北海道0

日本文理

105万8,000羽=1,058チーム分
甲子園での獲得数=97万羽=970チーム分
新潟予選参加数=88チーム
 
1回戦 大分・47
2回戦 東邦・189(日南学園・49)
3回戦 富山商・48(日大鶴ケ丘・128、関西・59)
準々決勝 聖光学院・81(神戸国際大付・162、佐久長聖・87[東海大甲府・37]、近江・52[鳴門・31])

地区内訳/全12校中
九州2、四国1、中国1、近畿2、北信越2、東海1、関東・東京2、東北1、北海道0

大阪桐蔭

97万1,000羽=971チーム分
甲子園での獲得数=79万1,000羽=791チーム分
大阪予選参加数=180チーム

1回戦 開星・39
2回戦 明徳義塾・31(智弁学園・42)
3回戦 八頭・24(角館・50)
準々決勝 健大高崎67(岩国58、利府74[佐賀北41]、山形中央49[小松59、東海大四122<九州国際大付135>])

地区内訳/全13校中
九州2、四国2、中国3、近畿1、北信越0、東海0、関東・東京1、東北3、北海道1

敦賀気比

101万4,000羽=1,014チーム分
甲子園での獲得数=98万4,000羽=984チーム分
福井大会参加数=30チーム

1回戦 坂出商・40
2回戦 春日部共栄・156(龍谷大平安・78)
3回戦 盛岡大附・71(東海大相模・190)
準々決勝 八戸学院光星・68(武修館・103、星稜・49[静岡・113、鹿屋中央・77<市和歌山・39>])

地区内訳/全11校中
九州1、四国1、中国0、近畿2、北信越1、東海1、関東・東京2、東北2、北海道1

応援していたチームの思いを背負う高校は?

いかがでしょう。
みなさんの応援しているチームの千羽鶴を今、どのチームが持っているでしょうか。
もちろん、応援するチームが勝ち残っているのがベストなのではありますが……。

三重のブロックには、東海勢と関東勢が多く入っていますね。
地元東海はもちろん、関東勢の思いも背負う三重。
ただ、関東勢との直接対決はゼロなんですけどね。

また、大阪桐蔭は4強中最多の13校が傘下にありますが、
初戦から島根、高知、鳥取と対戦したこともあり、
予選参加チームの少ない高校が多い印象です。
地区別に見ると、四国・中国・東北の思いも背負う感じですね。
こちらも中国勢は山陰の2校、四国勢は1校が直接対決していますが、
東北勢との直接対決はありません。

一方、北信越勢2校の傘下には、各地区が万遍なく入っている印象です。
敦賀気比は予選参加チームが100を超える高校が4つ入っていますので、
その分、センバーメトリクスの数値も多くなっていますね。

そして、日本文理はセンバーメトリクスの数値が4強中トップ。
大阪桐蔭に次いで多い12校が傘下に入っており、
うち3校は予選参加チームが100を大きく上回っているのが大きいようです。

昨年は、4強の時点でトップだった前橋育英が優勝、
2番目だった延岡学園が準優勝に輝きました。

今年は果たしてどうなることでしょうか。
あと2日、見守りたいと思います。

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