いや〜、決勝戦、ナイスゲームでしたね。
両チームに拍手を贈りたいと思います。
そして、明日から何をしよう……。
まあ、それは明日考えればいいとして、
今大会の結果を含めた、21世紀以降の夏の甲子園勝利数を見てみましょう。
21世紀以降高校別夏の甲子園勝利数ランキング
順位(旧順位)/校名/勝利数(今大会勝利数)
※赤字は今大会出場校
1位(1) 大阪桐蔭 24勝(6勝)
2位(2) 明徳義塾 18勝(1勝)
3位(2) 智弁和歌山 17勝
4位(4) 日大三 16勝
5位(6) 八戸学院光星 15勝(2勝)
5位(8) 聖光学院 15勝(3勝)
7位(5) 駒大苫小牧 14勝
8位(6) 常総学院 13勝
9位(8) 横浜 12勝
9位(8) 帝京 12勝
9位(8) 東北 12勝
12位(12 中京大中京 10勝
13位(13) 広陵、智弁学園、作新学院、天理、仙台育英 9勝
18位(47) 日本文理 8勝(4勝)
18位(18) 東海大甲府、福井商、早稲田実、常葉菊川 8勝
まず、高校別。
大会前1勝差でトップだった大阪桐蔭が6勝をあげ、
一気に2位以下を引き離しました。
大会前に2ケタ勝利を挙げていたチームは、計4校が出場。
4校とも初戦突破、さらに、大阪桐蔭との直接対決で
敗れた明徳義塾をのぞく3校が8強以上に残りました。
勝ち方を持っている、そして、知っている感じがします。
また、八戸学院光星は21世紀以降に出場した5度とも8強以上に進出。
20世紀最後の2000年も4強進出しており、安定感が抜群ですね。
一方、今回、あと一息で21世紀以降の2ケタ勝利に到達するチームは、
広陵が勝利目前で準優勝した三重に阻まれるなど、
いずれも初戦で敗退。
13校目の2ケタ勝利校は来年に持ち越しとなりました。
上位進出チームでは、大会前まで4勝で47位だった日本文理が
計8勝となり、順位を大幅にアップしています。
21世紀以降地区別夏の甲子園勝利数ランキング
順位(旧順位)/地区名/勝利数(今大会勝利数)
1位(3) 大阪 28勝(6勝)
2位(1) 神奈川 27勝
3位(2) 西東京 26勝
4位(3) 青森 25勝(2勝)
5位(5) 東東京 22勝(1勝)
5位(5) 宮城 22勝(1勝)
7位(8) 沖縄 21勝(2勝)
7位(5) 愛媛 21勝
9位(8) 高知 20勝(1勝)
10位(14) 群馬 19勝(3勝)
10位(10) 千葉 19勝
地区別では、大阪桐蔭の活躍で、3位タイだった大阪勢が一気にトップに。
なお、21世紀以降の優勝回数でも西東京と3回で並びました。
青森は2勝を挙げるも、大阪に引き離されたためにランクダウン。
しかし、5位以下との差は広がっています。
準々決勝で敗れたものの、沖縄尚学が2勝を挙げた沖縄は、
愛媛と並んで7位タイになりました。
沖縄尚学は、21世紀以降の通算勝利数が5に。
興南、浦添商に続く5勝達成で、
3校が5勝に到達したのは全国初となります。
また、2年で9勝を挙げた群馬が10位にランクインしました。
まだまだランクアップすることになるのでしょうか。
12位以下でランクアップした地区
16位(15) 南北海道 16勝(1勝)
17位(26) 福島 15勝(3勝)
19位(22) 愛知 14勝(1勝)
19位(30) 福井 14勝(4勝)
25位(34) 新潟 13勝(4勝)
25位(28) 石川 13勝(2勝)
32位(34) 山形 11勝(2勝)
38位(40) 埼玉 9勝(1勝)
38位(40) 岩手 9勝(1勝)
42位(43) 富山 8勝(2勝)
44位(49) 三重 6勝(5勝)
今回ランクアップした地区は東北や北信越勢が目立ちますね。
そして、なにより三重県。
三重高が5勝を挙げたことで、最下位を脱出し、44位まで順位を上げています。
これまで三重高としても三重県としても1勝のみでしたが、
土壇場に追いつき、延長サヨナラ勝ちをした1回戦が分岐点となったか、
秋、春の東海王者の力を見せつけました。
大阪と三重、21世紀以降の成績は対照的な2地区の代表による決勝となったわけですが、
秋季大会のコールド負けから頂点に登り詰めた大阪桐蔭、
そして、2季連続の甲子園初戦敗退の雪辱を晴らし、大阪桐蔭を最後まで追いつめた三重。
決勝の舞台にふさわしい、素晴らしい試合で締めくくってくれました。