「アメリカンシンフォニー」と「アフリカンシンフォニー」

更新日:2015年7月23日

アフリカンシンフォニー

先日の「アメトーーク高校野球大好き芸人!」での2014年夏応援歌トップ10で、1位に選ばれた「アフリカンシンフォニー」。

応援に取り入れたのは智弁和歌山が元祖と言われますが、いまや全国的な高校野球応援曲の大定番ですよね。

そんな人気曲だけあって、当サイトのアクセス解析上でも常に検索キーワードの上位につけていたりするのですが、ふとその周辺に目を向けると、それと同じくらいの数だけ「アメリカンシンフォニー」というキーワードが実は検索されているようなのです。

でも、「アメリカンシンフォニー?そんな応援曲あったっけ?」とサイトを見渡してみても、そのような応援曲は1件も登録されていません。

どうやら単にキーワードを勘違いしてたどり着いてきた方が多いようなんですね。「アフリカンシンフォニー」と「アメリカンシンフォニー」、言葉の音も意味も雰囲気もよく似てるし、なるほどこれはややこしい。気持ちはわかります・・・。

「アメリカンシンフォニー」とは

ところで「アメリカンシンフォニー」という曲名も何だか普通にありそうな名前に思えますがどうなんでしょう?

気になってネットで調べてみたところ・・・やはりありました。

何でもこの曲は、1995年「陽のあたる教室」という映画で使われた主題曲とのこと。自分はあまり詳しくないですが、映画好きの方ならきっとご存知の方も多いんじゃないでしょうか。

試しに聞いてみると、さすが映画に使われた楽曲だけあって、とてもスケールが大きくて体の底から気持ちが高ぶってくるような名曲でした。

ちなみに、映画はこのようなストーリーとのこと。

1965年のアメリカ合衆国。元バンドマンのグレン・ホランドは、30歳になった今も作曲家になる夢を諦められずにいた。ニューヨークでバンドマンをしていたが、妻と過ごす時間を増やしたりオーケストラ音楽を作曲する時間を増やすためなどという理由でグレンは高校音楽教師になることにする。教師というのは暇な時間が沢山あり、仕事としては音楽家のワンランク下のものというイメージがあったので、当初は渋々授業を行うグレンだった。自分を雇ったヘレン・ジェイコブズ校長からも教師というものはそんなに甘いものではありませんと初日から厳しく言われる。その後、校長先生の言葉の通り、人を教えることの難しさに気がつく。そして、音楽に興味を示さない生徒達の姿を見て、彼らに音楽の素晴らしさを教えることを決意する。思っていた以上に教師という仕事は毎日が忙しく、放課後に生徒に車の運転を教えたり、マーチングバンド部の顧問として生徒の練習に力を入れるうち、グレンは、ホランド先生として教師という仕事に誇りを持つようになる。

via: 陽のあたる教室 – Wikipedia

マーチングバンド部の顧問として音楽の素晴らしさを教える高校音楽教師のお話なんて・・・、なんだか高校野球の応援にバッチリ重なってきそうな設定ではありませんか!?

というわけで、なかなか応援曲にアレンジするのは難しそうな印象ではありますが、オリジナルの応援をお探しの学校の方がおりましたら、この「アメリカンシンフォニー」にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

今なら、智弁和歌山の「アフリカンシンフォニー」と並び立つオリジナル応援として、名前を売り出せるチャンスかもしれませんよ(笑)

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